猫魔王03雪の進軍

キラキラ雪原だよ
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kei達っ一行は一路丸山ゲレンデに向かっていた。
しかし、腰上まである新雪と激しい吹雪に行く手を阻まれていた。

雪の進軍っ氷を踏んで♪
どこが河やら道さえ知れず♪
お~!
「keiさん、軍歌なんて歌ってやる気満々ですね。めずらしい?」
腰まである雪をラッセルしながら、一歩一歩っ足場を作るかのように進みます。
一歩一歩っ
「もうどのくらい来たんだろお~」
「まだ100m位だと思いますよ」
さめがスマホで現在地を調べてくれてます。
さめってば、機械につよいんでっす。
「意外と進んでますね。丸山ゲレンデまであと半分です。」
keiっ毎日スノボして体力を付けてますからぁ~
このくらいの深雪、へっちゃらです。
「あれ、keiさんっ浮いてませんか?」
えっ !
「体が浮き上がる魔法を使ったでしょう!」
まぁ~
「”まぁ”じゃありません!魔法は大事なときに使ってください!」
ズボッ←魔法の力を止めて、雪の中に落ちたのね
「そういえば、keiさんは飛行系の魔法が使えましたっけ?」
あらっ、keiは魔法で飛べないんだった。
「おかしいですね?」

魔法をといて落ちたところは、胸まで雪がありまった。
keiが落ちて、埋まって、出来上がったkei穴を、手で雪を押して広げて、休憩をする事にしまったよ。
エンゼルパイもカントリーマームも凍っていて硬いっ。
「お菓子は洋服の中にしまっておいたほうがいいですね。」
スマホもなるべく体に近いところにぶら下げてあります。
寒いと電池がすぐ無くなっちゃうので、体温で冷えないように体の近くに置くでっす。
コーヒーもずいぶんとぬるくなっていました。
でも、おいしい~。
も~、keiはなんで猫猫スキー場でサバイバルしてるんですかぁ。。

「keiさん!」
とつぜん、さめは声をあげると、きょろきょろしながら、なにかに意識を集中させてる様子です。
「なにかあったの?」
ヒレをお口にあてて、シッて静かにするようにうながす、さめっ。
そして、ゆっくりとお口を開きましたよ。
「なにかが近づいていきます」
なになにぃ、怖いんですがぁ。。
「もうすぐそこです」
猫魔王かな~
「ラスボスはまだ現れないでしょう」
猫魔王じゃないとしたら、なに~!?
ちょっと怖いんですが~~

keiとさめは恐る恐る穴から顔をだしました
きゃ~~~っ!なんかいる~~~(゚□゚*)
胸の辺りまで雪に埋まった、雪まみれのダースベーダーっ
頭にフードを被っているので、何者かわかりませんよ。
でも、人間の形をしています。
たしかに猫魔王じゃないのね~~~

「keiさんっ道に迷ったんですか、スキーセンターは逆方向ですよ。たぶん!」
ダースベーダーがしゃべった
バタっ!
あっ倒れた
keiっダースベーダーやっつけた!
でも、なんでダースベーダーがkeiの名前を知ってたの?
んんん?
「keiさんっやっつけたんじゃないです。この人、疲労で気を失っちゃったんですよ。」
そっか、keiはなにもしてなかった 。
「あっ、この人は猫猫コーチさんですよ!」
えっ?
「ほんとだぁ~猫猫コーチ!」
猫猫コーチはkeiにスノーボードを教えてくれるんです。
でも、いつもコーチはスキー場の外に出かけていて、ゲレンデにはいません。
なので、ときどきしかおしえてもらえません。
「コーチは新雪が好きな人だから、バックカントリーに出掛けて、この吹雪にあっちゃったんだよ、きっと。」
そうそう、とっても新雪が好きな人だったから、このまま春まで新雪の中で寝かせておいてあげましょお♪
ご葬儀は春になっt
「こらー!死んでませんよ。早くスキーセンターに連れていってあげてください!」
戻るの~ブツブツっ
「さめっ、話をちゃんと聞いてちょうだい。友人を助けるためにkeiが死ぬようなことになったら、使い魔のさめも死ぬことになるんです。たしかにゆうじょうもたいs」
「こらー!早くしないと猫猫コーチは本当に死んじゃいますよ。」
もじもじっ
「早く早く、さっきみたいに魔法で飛べば良いでしょう!」
コーチは倒れる ほっても置けず♪
ここは何処ぞ 皆雪の国♪
お~!
「軍歌の替え歌なんて歌ってないで、急いで!急いで!」
そうだ、keiっ飛べるようになったんだ(^o^)/

つづく~

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