猫魔王11「ネコ耳のごつい親父!」

軽自動車しか走れない狭い雪道

「とうとう、猫魔王が出てきたようですな! 」
そう言うとオサキさんはまた少し体を雪の中に沈めました。
また暗雲が立ち込めてきたせいで、休憩舎から先は目を凝らしてもあまりよく見えません。
さめはドキドキしていました。
恐怖と好奇心が入り交じったドキドキです。

猫魔王09「カレー爆弾」

霧のトゥオネラ

「keiさんが袋の中で動き出したんです。異変に気づき戦う準備をしていたのでしょうか?」
引き続きさめです。
そうkeiさんは秘密の沼に落ちてしまったんです!
keiさんが袋の中で動くものだから、オサキさんの首から下げられた袋が大きく揺れだしたそうです。

猫魔王07「いざ出陣」

雪景色の沼

「オサキ様、秘密の沼リフト山頂から猫魔岳にかけて暗黒の雲が濃くなったいます。」
「オサキ様、雄国岳から金沢峠にかけても黒雲が拡がり始めているようです」
「オサキ様!吾妻のきつねたちが到着しました」
きつねたちの声がするよ。
なにが起きてるんだろお~
変な夢を見てるんだね、きっと。