「それはきっと上杉謙信さんが、keiさんに憑依したんだと思います。良さそうな作戦ですし、これを実行しましょうか？」
ふたたび、さめです。
封印はかなり強い魔力で封じられていて、B級魔法使いのkeiさんにはとても歯が立ちません。
「それにしても、なんで上杉謙信たんだ？」
「 keiさんは上杉謙信さんとお友達なんです。」
keiさんてば、意図せずと言うか、のんびりしているので知らぬ間に、タイムスリップして戦国時代に行っちゃったんですｗ
そのときのことは日記に書いていないんで、そのうち書くと思います。
「ほう、 keiさんのご友人には百戦錬磨の戦国武将上杉謙信公がおられるのですか。」
たぶん、謙信さんは天国からこの様子を見ていて、助けに来てくれたんだと思います。
「よしっ早速本格的な準備かかろう！」
「上杉謙信公が加勢してくれるとは心強いですな。」
よし！といった感じでオサキさんもやる気が感じられます。
「ところでこの話、 keiにしておくか？」
「話しておいていいんじゃないですか、 『keiも会いたかったなぁ。。』なんていいますよ、きっとｗ」
「じゃあ私が話しましょう。猫魔、妖怪やきつね達を頼んだぞ！」
みんなパタパタとお仕事をしていますよ。
さっきまで仲の悪かったきつねさん達や妖怪さん達も今は仲良しです。
入り混じってグループごとに、なにやら練習しているのね。
訓練と言った方がいいかしら？
いいな～こんな感じ～♪
ところでkeiはお仕事をしなくていいんだって、今のうちに休んでおいて。だって!?
今のうちにですかぁ？
keiは後で疲れるお仕事をさせられちゃうのでしょおか！？
じっとしていてもつまらないので、ぶらぶら。
爆弾班のきつねさん達も、仕上げにとりかかっています。
そうそう、この爆弾に使うカレーは食べてはいけません。
食べるように作ってはいないので、すごく辛いです。
さっき食べてみた(-_-;)
てかっお昼ご飯はどうするんですかぁ。。
お腹がすいてきた！
「keiさん、keiさん、」
あっ！こぎつね君。
こぎつね君もお仕事頑張ってるみたいですねぇ。。
「 keiさんにはカレーうどんを作っておきましたよ。 keiさんはカレーうどん大好きでしょ。」
「ありがとう、お腹がすいてちゃったんだぁ。。爆弾用のカレーたべれないしね。」
おっきなタッパにカレーうどんがいっぱい♪
「顆粒の昆布だしで、和風に味をつけておきました。」
「さすが子ぎつね君、わかってますねぇ。。」
子ぎつね君もニコニコしている。
「あっそうだ、一緒に和石の封印を見に行かない。さめのことだし、本当は封印のことなんか、わかってないと思うんです～。」
退屈だし(*- -)
「集合！」
ねこねこのおっきな声。
keiも行かなきゃいけないのかなぁ～？
「こぎつね君、じゃあまた後でね。」
みんなっねこねこの前に集まっています。
ねこねこの隣には、きゅっぴにさめが並んでいるよ。
「突撃班と爆弾班のリーダーは、状況をさめに報告！」
何か軍隊みたいだね。
「哨戒班は この後、九尾と付近の警戒に当たってくれ！」
ねこねこは隊長さんみたい。
「質問があるものは？」
「はーい、はーい、 keiです。和石の封印はどうするんですかぁ。。」
ねこねこは答えに困って、さめの方を見てる。
「 keiさん、あの～封印は強い魔法が使われていて、封印を解くのはとても難しいと思われます。」
さめったらちょっと気取って、難しいと思われます。だってｗ
「じゃあ、放置しておくの？さめっちゃんと調べたのかしら!?」
「今のところは仕方がないと思いますよ。」
思いますよ。と言いながら、どこか自信たっぷり(-_-;)
「封印が解けないなら、ほこらを壊しちゃえばいいじゃん。」
あらっさめもきゅっぴもねこねこも、みんなで首をかしげて考え事をしている。
「あのほこら壊れるかな～、でもkeiさんは壊すのが得意だからひょっとしたら….」
「んっ、じゃあ壊してみよう！keiとこぎつね君のほこら破壊班は早速出かけますね。」
考え込んでいたきゅっぴが、頭を上げてkeiを見ました。
「では、私がkeiさんに同行しましょう。周辺の警戒は哨戒班に任せて大丈夫でしょう。」
「よしっおのおの作戦通りに配置につけ！」
ねこねこは如意棒を持った右手を高く振り上げました！
みんながおおおう！って叫んでる～o(^^o)(o^^)o
なんかものすごいことになってきましたね～☆
全面戦争的な(^^;
さめです。
keiさんが猫魔岳の和石に向かってから30分ぐらい経ちました。
「 keiは上手くやってるのかな？」
猫魔王さんも心配そうな困り顔です。
そうそう、余計なことだけはしてほしく無いんです。
「 keiさんに封印を解くのは、やはり無理だと思います。 B級魔法使いですから、あの封印はおそらくSS級の魔法です。」
という事は、あいつさんはSS級の魔法使いと言うことになります。
ただし、封印魔法だけを誰かから、借りうけてきたのかもしれません？
どちらにしても、B級魔法使いがにSS級魔法に立ち向かうのは無理だと思うのです。