猫魔王17エピローグ
「おいっ猫魔王、お前は美人に化けて女風呂にでも入れ!」
やっとkeiは温泉には入れたのね~
雪まみれになったり、カレーを浴びたり、炎に焼かれたり~
さんざんでったよ。
DragonQuest10 TeamLV85 Adventure Diary.
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「おいっ猫魔王、お前は美人に化けて女風呂にでも入れ!」
やっとkeiは温泉には入れたのね~
雪まみれになったり、カレーを浴びたり、炎に焼かれたり~
さんざんでったよ。
オサキさんはふわっと舞い上がり、あっという間にルシファーさんの顔の高さまで上昇しました。
10メートル、15メートル、随分な高さです。
下にいて気がつかなかったのですが、猫魔岳の封印が解けて妖気に満ちた雲も薄らいでいるようでした。
もう時間は午後4時ごろです
3月になって、いくら日が延びたといっても、邪悪な力が満ち溢れた空模様です
じきに真っ黒になってしまいます。
keiさんは猫魔岳の封印の前で途方にくれてるんだと思います。
壊せはいいじゃん!なんて大見得きって出かけたものだから、きっと恥ずかしくて帰って来れないんだと思います。
「それはきっと上杉謙信さんが、keiさんに憑依したんだと思います。良さそうな作戦ですし、これを実行しましょうか?」
ふたたび、さめです。
封印はかなり強い魔力で封じられていて、B級魔法使いのkeiさんにはとても歯が立ちません。
どうしたらよいものか~みんなで考えあぐねてたのね。
keiはやっぱりカレーの王子様のような辛くないカレーにしたら良いと思うのです~
わぁ~っ!
ものすごい閃光が走りました。
それは突然やってきまった。
重苦しい空気が迫ってくるのォ。。
何もかも潰してしまいそうな大きな力です。
暗い雲の中に、さらに暗く黒い漆黒の大きなものが近づいてきますよ。
「とうとう、猫魔王が出てきたようですな! 」
そう言うとオサキさんはまた少し体を雪の中に沈めました。
また暗雲が立ち込めてきたせいで、休憩舎から先は目を凝らしてもあまりよく見えません。
さめはドキドキしていました。
恐怖と好奇心が入り交じったドキドキです。
「さめ殿、それは呪文ですかな? 」
「 keiさんがよく日記に音楽を入れているので、真似をしてみました」
keiさんがネットのテレビで見ているスパイ大作戦の音楽です。
敵に気づかれずに秘密の場所へ忍び込む時によく使われているメロディーです。
「keiさんが袋の中で動き出したんです。異変に気づき戦う準備をしていたのでしょうか?」
引き続きさめです。
そうkeiさんは秘密の沼に落ちてしまったんです!
keiさんが袋の中で動くものだから、オサキさんの首から下げられた袋が大きく揺れだしたそうです。
ぶおう!と音をたて、オサキさんは一瞬にして、50mくらいの高さまで舞い上がります。
上昇する勢いで、頭上から流れてくる空気に体が押し付けられました。
さめです。
keiさんはまだ寝てます。